仮想通貨取引所とは?
仮想通貨は、本来、取引所を通さなくても、個人間で直接取引ができます。しかし、自分の持っている仮想通貨を買いたい人、売りたい人がどこにいるかわかりません。このようなことが起こるので、取引を効率よく円滑に行うことが出来るように仮想通貨の取引所が存在し、売り手と買い手をマッチングしている役割があります。
また、取引所は、売買が成立するごとに手数料を取り、売り手と買い手を仲介する手数料を得ることがビジネスモデルとなっています。
どのように取引するか?
まずは、仮想通貨取引所のアカウントを持つ必要があります。取引所の口座で管理し、その口座に保有している仮想通貨を売買する仕組みです。
こちらは、国内取引所bitflyer(ビットフライヤー)の取引画面になりますが、購入価格と売却価格に差があります。こちらが取引所の手数料になるという考え方です。この手数料は取引所によって高いところ、安いところと差がありますので、口座を開設する際にチェックする重要なポイントになると思います。
取引所を選ぶ時のポイントは?
取引所によって、扱われているコインの種類が違います。自分が保有したいと考えているコインが取引できるかどうかが最初のポイントになります。次に、手数料ですね。積極的に売買を行うようであれば、1回あたりの手数料は安い方がいいと思います。購入したまま保有し続ける場合は、1回の手数料よりも、システムの安定性や取引所の運営元の信用を重視すべきかもしれません。また日本の取引所よりも現在は海外の取引所の方が、扱えるコインの種類が多いです。100種類以上のコインを扱える取引所も世界には存在しますので、言語の壁や、海外といったところでリスクは高くなりますが、どうしても。という方は調べてみてはいかがでしょうか。
ビットコインが消失したマウントゴックス事件!(コラム)
取引所で起こった、仮想通貨史上最大の事件です。2014年3月7日から10日のわずか3日間の間に、東京にあった当時世界最大のビットコイン取引所「マウントゴックス」で約115億円相当のビットコインが消失しました。当時は、仮想通貨をゲームのコインのような扱いをされていたので、これが補償されたのかどうかは、わかりませんが、この事件により、日本中で仮想通貨は危ない!という風潮が一気に広まったことは記憶に新しいかと思います。当初は、取引所がサイバー攻撃を受けたとみられていましたが、後に内部でお客さんから預かっている仮想通貨を抜き取ったのではないか?という疑いが持たれ、捜査を進めたところ、内部の人間による犯行であったことが判明したという事件です。
この事件で、仮想通貨は危ない!という認識が広まりましたが、実際は仮想通貨自体に欠陥があったのではなく、純粋に取引所の問題でした。このように、まだまだ国内、国外問わず仮想通貨自体の取引が始まってから歴史が浅いので、どこの取引所に預ければ安全といったことは断定できない状態です。仮想通貨自体は安全でも、取引所には自信の保有している仮想通貨を預けることになるので、コインの種類、手数料だけでなく、取引所の実績や信用についても情報を掴んだ上で、見極めて行くことが重要です。